えーっと、2時間かけて書いたのに全部消えました(号泣)なので書き直します。いつも携帯でやってるのに、珍しくパソコンから更新しようとしたせいです(っていうか自分のせいなんだけど)。もう携帯で打つことにします。
とかやっている間に、もうあのコンテストから1週間が経ってしまいましたね。
ということで、リットーミュージック主催の最強プレイヤーズ・コンテスト2009の最終審査に無事出場させていただきました。ギターマガジン、キーボードマガジン、ベースマガジン、ドラムマガジン、ブラス&サックスマガジンの五誌からそれぞれ6人ずつが最終審査に選ばれ、競い合いました。
まさに最強の(アマチュアの)プレイヤー、最強の審査員。まぁ、私が入っているあたり最強じゃない気が大いにしますけどね。はっはっは(苦笑)
どの楽器も2部門あって、それぞれ3人ずつが最終審査に進みました。キーボードはアレンジ部門とプレイヤーズ部門が各3人。例えばドラムは一般部門とニューエイジ部門(中学生以下)で各3人。
てかこれ↓見てもらった方が早いですね。
最強プレイヤーズ・コンテストのホームページ
http://www.rittor-music.co.jp/spc2009/で、当日。
朝8時集合でリハがありました。音響はさすがプロの業者、作業もテキパキ、内容もしっかりしてました。
ステージ中央の上にでっかいスクリーンがあって、そこに演奏者が色んな角度からカッコイイ感じに映し出されるんですよ。
照明も豪華でした。
キーボード アレンジ部門の歌を担当していた中嶋ユキノさんもリハに登場しました。
「うわー!本物本物」とテンション上がりました。そしてリハを聴いて納得。上手い。やっぱりプロですね。
リハが終わったら雑誌に載る写真の撮影。「背景の希望とかありますか?」と聞かれたので「じゃあ観覧車」と言ったら本当に観覧車が見えるところで撮ることになりました。
最初は普通な感じに撮ってもらったんですが「誰か変なポーズで撮った人いないんですか?」と聞いたら「好きなポーズしていいですよ」と。「これは何かやるしかない!」と思いましたが流石にやりすぎると今後に支障をきたすと思ったので、かなり控えめなポーズで撮ってもらいました。はたしてあれは採用されるのか・・・(笑)
撮影の後は自由時間。他の部門と比べてキーボード部門のみなさんは和気あいあいとしてました。音楽の話、仕事の話、その他の話、色々させてもらいました。気さくな方が多く、編集部の方々も親切で面白い方ばかりでした。
出演者の方々はみんな個性があったし、面白い経歴を持っている人が多かったです。私も今は化学系をやってるのに音楽に変更するとか特殊だなぁとか思ってたんですが、なーんだ割と普通かもなって思いました。ポップスをやる人ってそういうものなんですかね。
そういった個性が音楽に現れるから、同じ曲を弾いたりアレンジしても、奏でる人によって変わってくるのかなと思いました。
本番までは応援に来てくれたバンドメンバーと会ったり、それでなぜか入浴剤をもらったり(近くで配ってたらしい)、出演者や編集部の方々と話したり。
楽屋を1回出てみたら、めっちゃお客さんが並んでてビビりました。
楽屋は全出場者+審査員+ゲストバンドがみんな同じ1つの部屋だったんですよ。
ふと後ろの方の席をみると!
た、武部さん・・・!!
(本当は叫びたい)
いや、マジで叫びそうでした。
そりゃ武部さんに私のピアノを聴いてもらえたら、お会い出来たらと思って今回応募したんですけど!だって目の前にいらっしゃるんだもん!!
シュガーさんと2人ではしゃがせていただきました。
テレビで見るまんまっていうか、信じられなくてテレビを見ているような感覚でした。
あとキーボード アレンジ部門の作曲を担当した宗本康兵さんも目の前に!キーボード プレイヤーズ部門の作曲をされた扇谷研人さんがいらっしゃらないのは残念でした。
他の部門の審査員の方々も、もちろん豪華でした。
で、本番。
キーボード部門は一番出番が最初のため、ステージ裏にみんなで待機。
最初に司会者の方がコンテストの説明をして、審査員が紹介。なんかすごそうな雰囲気だけど、ステージ裏からは何も見えず(笑)
ちょっとのぞいてみると、客席はいっぱいで、立ち見の人もかなりいました。会場自体はあまり広くなかったけど、400人くらいは入っていたのかな?
最初はキーボード アレンジ部門です。アレンジ部門はキーボードの人が1人でやらなきゃいけないってわけではなく、バンド形態でグループで出た方もいました。ちょっと羨ましい。
みなさん楽しそうなステージを繰り広げていく。どうやら客席も盛り上がっていたようです。
私も全然緊張していなかったので、聴こえてきた音でノリノリになっていました。
で、自分の番。ステージに出て行って客席を見回してみましたが、ライトで全然見えなかったです。でももし武部さんの顔が見えていたなら私は緊張し過ぎて弾けなかったかもしれません(笑)
えーと、こういうことを書くのやめようかとも思ったんですが、やっぱり書きます。実はこの時の私の演奏はヒドいものでした。間違いなく史上最悪の演奏をしてしまいました。
暗譜で臨んだので途中で次の音がわからなくなって止まっちゃわないかがすごく心配だったんですが、そんなまさかの事態に遭遇してしまったんです。
中盤まではまあまあに弾けてたんですよ。
緊張はほとんどしてなかったのに、終盤で次の音が急にわからなくなった。でも一度止まれば全てが終わります。私が止まったってバックトラックのドラムとベースは流れ続けます。だから「止まってたまるかあぁぁー!!」って思って、適当な音を弾きました。適当に弾き続けたら曲に戻れました。
ウチの親もバンドメンバーも私の間違いにはあまり気づかなかったみたいですが、ちょっとあまりにもヒドい演奏をしてしまいました。
今回、実はメンタルコントロールに挑戦してみたんですよ。あまりにすごい舞台すぎてまともにやったら緊張し過ぎて弾けなくなると思ったので、スポーツ選手がメンタルコントロールをするように私もしてみようと思って。
それが成功したのか緊張はしなかったんですけどねぇ・・・
まあ、止まっちゃわなかっただけでも万々歳ということにしときましょう。
弾き終わると司会者の方からいくつか質問があって、普段は化学をやってるっていう話をちょっとしました。
で「うわぁ〜もう終わりだぁーー!!」と思いながらステージ裏から出てくると、キーマガ編集部の方にインタビューされました。色々質問された気がしますが、私の頭の中は「うわぁ〜もう終わりだあぁぁー!」になっていたため、ちゃんと答えられたのか疑問です。
あの調子だと雑誌に載る私のコメントは
『あー、はい。えー・・・、はい。うーん、えーと、すみませんでした』
とかじゃないかと思います。
自分の出番が終わったら、他の人のステージを見に行きました。ちょうどやっていたのはドラムのニューエイジ部門。9歳、10歳といったまだ本当に可愛い男の子なんですが、そのドラムさばきといったらものすごい。
技術うんぬんの問題じゃなくて、本当に楽しそうに叩いてました。音楽って本来こういうもんだよなぁ・・・と思わせられました。彼らはとてもかっこよかったです。武部さんもおしゃってましたが、大人にはない自由さを彼らは持っている。大人になると、自然と重圧と闘っちゃうからね。そういう、ある意味子どものような心を忘れないで純粋に音楽を楽しめる素直さを忘れたくないと思った。
そして一度会場を抜け出して、私のブログにコメントをくれたシュガーさんと共に、これまたコメントをくれたまつこふさんに会いに行きました。
そしたらまつこふさんはちょうどその時間にYAMAHAのピアノの試弾の予約をしていたそうで、なんと私たちもそこにお邪魔してしまいました。
高級グランドピアノが並んでいて、楽しかったです。せっかくピアノがたくさんあったし、まつこふさんとシュガーさんとセッションさせてもらったのですが、お2人とも流石でした。私はかなりキョドってました(笑)
コンテスト会場に戻り、ゲストバンドの演奏を聴きに行きました。ゲストは "RED HOT CHILI PEPPERS"のドラマーとして絶大な人気を誇るチャド・スミスを中心とした4人編成バンド"The Bombastic Meatbats"。ただし、チャドは怪我のためドクターストップがかかり、代わりにマット・ソーラムが出演しました。私は申し訳ないことに4人とも知らなかったのですが、世界的なかなりの大物です。
でも最後の結果発表の集合時間があったため、私がゲストバンドの演奏を聴けたのは3分くらいでした。
そして楽屋に戻ると一生忘れないであろう出来事が!!
武部さんが私たちキーボード部門の出場者のところに来て、お話してくださったのです。武部さんは私の隣の椅子に座ってくださったので、とても近い。もうヤバイ(笑)
↓武部さんと撮っていただきました!!
↓キーボード部門の6人と武部さん
(写真提供:シュガーさん)
そして結果発表。
ステージ裏でみんなで待っている間、ニューエイジ部門のコたちがあっち向いてほいをしてて和みました。
で、結果発表のためにまずはキーボードの6人が再びステージへ。武部さんが目録を渡してくれるのですが、武部さんを囲むように6人がなぜか半円形に立っていて笑いました。
結果は前回の記事に書いた通り、準グランプリをいただきました。そしてFantomをもらえたのは本当に予想外。
キーボード部門だけは賞品をその場で渡せないので、目録と書いてある分厚い封筒が渡されました。ちょっとこの封筒が愛しく思えました。
↓受け取り、握手
みんなでワイワイ言いながらステージから出てきて、プレイヤーズ部門のグランプリでMotifをゲットした八木さんが「いいなFantom」とおっしゃったので、「じゃあ交換しましょう」と言って封筒を交換しようとかワイワイやってたら編集部の方が来て「はーい、それ回収しまーす。見かけだけなんで」と言ってあっさり封筒が回収されたのには爆笑でした。
その後は楽屋に戻って宗本さんや中嶋さんとお話したり、写真を撮っていただいたり。
ゲストバンドのキーボードの方とも写真をとっていただきました。八木さんが英語をしゃべっていて面白かったです。私は握手をするときに「センキューベリーマッチ」とかろうじて言っただけです(笑)
そんなこんなで会場を後にして、シュガーさんとシュガーさんの出番に共に出演者したギターのまつのさんと、夕飯兼打ち上げに行きました。色んな話が出来て、勉強になりました。
こうして最近プレイヤーズ長い1日が終わりました。
長々と書きましたが、結論は「無事ステージに立ててよかった」です。工華祭のときにインフルエンザが私のかなり近くにまで迫ってきてて、むしろ感染してるかもってくらいだったんで、本当に無事にやり遂げられただけで満足です。
それには母の陰の努力が色々あったんですが・・・
本当に色んな人に協力してもらって、あのステージに立てました。音源出しに行くときにKろいわに車を出してもらわなかったら間に合わなかったかもしれないし、郵便局の人が音源のCDにプチプチを巻いてくれなかったら割れてたかもしれないし、まぁあとは主に親がすごく頑張ってくれたんですが、学校の先生や友達が応援してくれたり、一次、二次と通る度に「おめでとう」と言ってくれたり。
そういうみんなの支えがなかったら絶対にあのステージには立てませんでした。本当にありがとう。
あとは、最初音源を出す時も私は猛烈に忙しかったので母に「コンテストは諦めなさい!」と言われていたのですが、こっそり録った自分の根性に乾杯ということで(笑)
総合的には、楽しかったから万事OKです!!!
ホント、応募してみてよかった。
一次審査も通らないと思っていたのに、こんなことになるなんて。
やってみなきゃ何も始まらない。
また色んなことにチャレンジしてみようと思います。
そしたら、また新たな出会いがあるかもしれない。
新たに始まることがあるかもしれない。
そうやって、自分と自分の道を開拓していきたい。
コンテストを通じて、色んな方と知り合えました。
一期一会。もう二度と会わない人の方が多いと思う。
でも、これをきっかけにこれからの大切な仲間になる人もいるかもしれない。
どれも、とても大切な出会いです。
今回のコンテストを終えて、また感謝の気持ちでいっぱいになりました!
家族、友達、会場で出会った鍵盤弾きのみなさん、会場で出会った鍵盤弾きじゃないみなさん、応援に来てくれたバンドメンバー、編集部の方々、審査員の方々、一緒に写真を撮り色んな話をしてくれた中嶋ユキノさん、宗本康兵さん、そして武部聡志さん、本当にありがとうございました!!!